2009年6月2日火曜日

DOTにとって選挙とは?

与党は総選挙の時期をようやく探り始めたらしいが、そんなことはDOTには無関係である。

DOTと選挙との関係は? ない。ゼロ、零、何にもなし、皆無。あっさりとしたものだ。なぜ関係ないの? 有名な言葉を思い出せばわかる。

民主主義は多数者による専制である。
Democracy is tyranny of the majority.

Alexis de TocquevilleJohn Stuart Millが説いたこの言葉は明快だ。代議士はわれわれの代理人か? Noだ。代理人なら、われわれが指示するとおりに、議会で発言し行動しなければならない。彼らは勝手に自分たちの考えで行動しているではないか。選挙は人気投票以外のものではない。選挙で選ばれたからといって代理人として活動し始めるわけではない。

つまり、議会制民主主義なるものは、あたかも議員が国民の「代理人」や「代表者」であるかのうように偽装して、議員と官僚が好きなように税金と権力を使うための制度でしかない。個々人とのあいだでの自発的な合意と契約に基づかない「代理人」や「代表者」などありえない。

DOTと選挙に関係がないなら、DOTは誰に投票するのか? DOTはどの政党を支持するのか? これまた、答えは簡単だ。

好きにすればよい。
投票するもよし、棄権するもよし、好きな政党や議員に投票するもよし。

ただし、全体主義や極端な国家統制を指向する政治家が当選することを避けるために、より自由主義的・民主主義的な思想の持ち主に投票することは重要だろう。けれども、それら「よりましな」候補者を積極的に評価してのことではない。

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