2009年6月28日日曜日

DOTゲーム大賞発表




映画であれ、TVゲームであれ、何であれ、質の高いエンターテイメントは、単なる暇つぶし以上の満足感を与えてくれるものだ。大昔なら、メガネの有名なハロルド・ロイドの喜劇、エロール・フリンの海賊映画だろうか。その後の世代なら、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズの天才的なダンスの妙技か。

デジタル時代には、映画だけでなく、TVゲームやPCゲームがある。残念ながら、力作は多数あるが、深い余韻のある作品は少ない。

そこで、最近のPCゲームのなかから、DOTが一つを勝手に選んで大賞としたい。さて、その最高傑作はこれだ。

DOTゲーム大賞2009: Crayon Physics Deluxe by kloonigames.

上に述べたように、これ以外にも力作は多いのだが、この大賞受賞作のコンセプトの斬新さは卓越している。何百人がかりの大手メーカーの大作や美しいコンピュータグラフィクスも、この作品のコンセプトの秀逸さには及ばないと思う。ぜひ、デモ版でもよいから試されることを推奨する。

DOTからのコメント
物理法則をある程度忠実に反映しつつ、初心者でも継続的に遊べる。じっくりと考えながら遊ぶことができる。思考を要求するゲームだが、難しすぎるわけではない。子供から大人まで幅白い層に受け容れられるだろう。クレヨンで描いていくスタイルが、いろいろ試してみたい気持ちにさせてくれる。きわめて独創的なゲームだ。

ちなみに、昨年度分も決めてしまおう。

DOTゲーム大賞2008: Portal by Valve

DOTからのコメント
PortalはCrayon Physicsと異なり、有名なPCゲーム・メーカーの製品だ。とはいえ、お得意の3Dグラフィクス+物理モデルを、戦闘ゲームや航空機のシミュレーターに利用するという常套を選ばず、シュールリアルな3次元空間に応用した点に独創性がある。ユーモラスなロボットや音楽も、ストレス解消指向の従来のアクション・ゲームにはない情趣が感じられる。

もちろん、これら以外にも独創的なゲームは多いに違いない。ひと味違ったものを一つ選んで、ゲーム・プログラムの多様性を味わうというのも一興であろう。

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